春。躁転したもよう

 ここ数日で急速に、あの春特有のぼーっとする感覚になりだした。確かニーチェが脳梅毒のシュープのなかで「大いなる健康」と言っていたと思うが、そんなところである。だから、これまでのnote路線から、もしかすると季節に応じて切り替えた方がいいかもしれない。1年前の春から夏も、「フーコおじさん、ドゥルーズおじさん」などと「ハイサイおじさん」の歌に合わせて言っていたが、まさにこれからの季節は、「天才は、ふつうの人間がたった一度しか持てない青春を何度もくり返して経験する」というゲーテの言葉にあるように、青い春なのだ。

 

躁うつ病の人とのつきあい方(友人・家族)

離婚か薬か
千葉県 平盛時さん

私の父が躁うつ病(現在は双極性障害)でした。
どういうふうに、私と母が父とつきあってきたか、お話ししたいと思います。

父は、病気でテンションが高まると、勝手に通院や服薬をやめてしまい、人の話を聞かなくなりました。
挙句の果てには「俺は、日本のゲーテだ !!」と叫んだり、刃物を持って大暴れしたり、本当に手がつけられませんでした。
ただ、父の場合はいい主治医がいて、電話で父を説得してださったおかげで、何度も父は入院しました。
入院して、きちんと薬をのんでいれば、父の病状は治って、退院もできました。

 

 

 「俺は、日本のゲーテだ!!」とは、気持ちもわかるし半分は正しいんだけど、やっぱり抑えないといけない。私はこうした「青春の躁転」を「メタモルフォーゼ」と呼んでもいいように思っている。

 躁うつは活かす回路を作ってあげればよい。